COLEMAN L327 US Quick Lite LANTERN 1930-8

COLEMAN #L327 Quick-Lite lantern (Later production) USA 1930-8

327系クイックライトランタンはアメリカ工場では1917年から33年頃まで総数100万台もの途方もない数が製造された伝説のランタンでQL/LQ/L等年代毎に様々に呼称も変更され明確な区分も困難なポンプ別体のランタンである   そんな327であるが初年度のモデルなどはILやNLのバーナーコンバージョンモデルも混在している関係で純粋な初期型の判別は難しいが最初期は点火窓があるフラットボトムフレームにエッジのカットされたファイバー製ノブや円形フィーラープラグが特徴的でお目にかかることが困難なマイナー327であるが、この最末期に近い327もマイナーな327のひとつである   折しも20年代末は世界恐慌真っただ中でルーズベルトのTVA等のあおりで農村のランタン需要も減少 ランタンもインスタントライト方式の台頭により220/228シリーズが徐々に勢力を伸ばし20万台規模で販売加えて32年からはシングルマントル Junior242が一年で5万台も販売 すっかり主役はクイックライトからインスタントライトの時代へと変遷しL327の1932-1933年の末期の出荷台数は2000台程度となり尻すぼみとなった  その特徴はグリーンのエナメルベンチと12リッジノブとなんと言ってもなかなか他ではお目にかかることができないフォントのQLロゴの下にある小さな”MADE IN U.S.A”がカッコいいのだカナダモデルであれば当たり前で陳腐な刻印もアメリカ工場ではなかなか見れないものだ フォーラムなどを拝見しているとQLランタンで既にコールマンランタンは完成しているという方も多い 最小限で且つ最大限の効率的パーツ構成と高耐久性高信頼性の構造材質100年経過している今でも現役で使用可能であり今後100年も同じく使用できる唯一無二のランタンである 残念ながら現行のランタンは構造・材質上20年が寿命であろう

Two mantle gasoline fueled lantern
This is the final US model of Quick Lite model

 

Green vent濃緑ベンチ

Bail attachment with detent ベイルアッタッチメント ベイルが立ったポジションでホールド出来るようにプレスモールド加工がされている

burner Frame バーナーフレーム部

 

12 ridges valve wheel 12リッジバルブホイール

Seamed Base Rest プレス折り込み接合 ベースレスト

Fuel plug 燃料プラグ

 

Coleman
Quick-Lite
TRADE MARK
THE SUNSHINE OF THE NIGHT
MADE IN USA
0 6
コールマン
クイックライト
登録商標
真夜中の太陽
1930   6月

詳しくは動画をご覧ください
タイトルとURLをコピーしました